感情を抑えきれず怒りっぽくなった。こんな変化は脳の老化の始まり。

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昔はヤンチャしていて喧嘩っ早かった人が、大人になって温厚な性格の人になっている。

このように「人は歳を重ねると丸くなる」と思われがちですが、実は老化が始まると怒りっぽくなってしまう事がわかっています。

  • 会社ですぐに怒ってしまう
  • 子供に対しても声を出して怒ってしまう
  • 些細なミスにも苛立ちカッとしてしまう

昔はこんなことなかったのに…。最近すぐに苛立ったり怒ってしまうなと感じている人は「脳が老化を始めている」のかもしれません。

特にこの症状が現れだすのは40代に入ってからが多く、該当する人は意識をしておかないと脳が老化するばかりです。

人間の老化は「感情」から始まる。知力・体力よりも感情の老化に気を付けよう

部分名 役割
前頭葉 思考・運動・創造を司る器官。人間らしさを生む脳の司令塔。感情をコントロールする役割も。
頭頂葉 知覚や感覚を司る器官。痛み・温度・圧力・接触など感覚情報を得る役割。
側頭葉(海馬) 聴覚や記憶を司る器官。言語を理解したり物事を判断する役割も。
後頭葉 視覚を司る器官。形・色・大きさなどを判断する役割。

 

大脳はざっくりと分けるとこのように部分別に分けることが出来ます。それぞれが違う役割を持ち使命を全うしています。

それぞれが隣接し密接な関係を持っていますが、細かく分けると役割が違っているのです。生きるために大脳の活動は必要不可欠であり、どの部分も欠如してはいけません。

特に人間らしさを生む脳の司令塔である前頭葉は「一番重要な部分」であることは間違いないでしょう。

感情を司る「前頭葉」が真っ先に縮み始める

人間の脳は部分別に役割が決まっていて、それぞれが正常に働くことで異常なく健康に過ごすことが出来ていてます。

各部分の活動力や発達の違いによって「性格は左右」され、今の自分の性格を生み出しているのです。

例えば記憶力に優れた人の脳は記憶を司る「海馬」の活動が活発であるケースが多いようです。その影響もあり多くの記憶を脳内に留めておくことが可能だとされています。

しかしこの脳の活動は「老化」によって変化が生まれてしまいます。活動が弱ったり、脳そのものが縮んでしまうことが老化を進行させる主な原因。

そして何よりも「感情を司る前頭葉が真っ先に縮み始める」という事がわかっているのです。これが今回の焦点であり、感情をコントロールできなくなる原因でもあるのです。

感情をコントロールできない!これは前頭葉の活動力がポイント

歳を取ったなと感じる瞬間として「物忘れが酷くなった」「体力がかなり落ちた」などが真っ先に挙がると思います。

しかし実際は知能や知力・知性は30代・40代ではそれほど衰えません。

もちろん運動能力などに関しては若い時とは大きな違いが生まれます。ですが正常歩行など生活に支障が出るほどの変化はかなりの高齢になってからでしょう。

それに対して「感情を司る前頭葉が真っ先に縮み始める・活動力が弱まる」事もあり、感情をコントロールする部分が真っ先に異常を感じてしまいます。

これにより「怒りっぽくなった」「感情を抑えきれなくなった」など、些細な事でも苛立ちを感じてしまうようになるのです。

加齢に伴う低下だけでなく生活習慣によっても脳は変化する

前頭葉の萎縮や活動力の低下は加齢によるものだけではありません。30代や40代で最も影響するのは生活習慣の乱れです。

脳は生活習慣の影響を感じやすい器官で、栄養不足や血行不良などに陥ると正常な活動に必要なだけのエネルギーが不足します。

こうなれば脳の活動力は低下し、身体の様々な部分で以上を感じるようになってしまうのですね。

仕事で忙しくなりがちな30代・40代では、食事は疎かになり残業などで寝不足に陥る人も多いでしょう。休日は家族サービスで疲れが中々取れない。そんな人も多いと思います。

  • 会社ですぐに怒ってしまう
  • 子供に対しても声を出して怒ってしまう
  • 些細なミスにも苛立ちカッとしてしまう

単純な加齢だけでなく生活習慣の乱れが重なり、結果として上記のような「怒りっぽくなる」状況が生まれてしまうのです。

感情の老化を抑えるために必要な行動5撰

昔から怒りっぽかった人は良いとして(良くはないが…)、昔に比べて怒りっぽくなったと感じる人は脳が老化(主に前頭葉)している可能性があります。

怒るまではいかないにしても、すぐにイライラしてしまうなど異変を感じた場合は「感情の老化」を疑いましょう。

そのまま放置していると50代・60代・70代と年齢を重ねるに連れて症状が酷くなったり、脳全体が衰え老化を早めてしまう事も考えられます。

老化のサインを見つけたら「老化対策・予防」を行うことが非常に重要。

今回は前頭葉の活性化を目的にした「感情の老化」を抑える行動を5つ紹介したいと思います。

有酸素運動は鉄板!ウォーキングで前頭葉を活性化。

ダイエットや運動不足の人にも有効な有酸素運動。実は肉体や体力面を鍛えるだけでなく、脳(前頭葉)の活動を高める事ができるのです。

脳や前頭葉の活動を活性化させるためには、脳に大量の酸素を送り込むことが必要不可欠。

私達の身体は下半身に筋肉が多く集まっており、特にふくらはぎは血液を上半身に送り込むポンプの役割を担ってくれているほど重要な部分です。

有酸素運動に限らず下半身を使用した運動は、脳に酸素(血液)を送り込む最適な方法(運動)なのです。

脳に血液がたくさん送り込まれる事で脳細胞は活性化し、認知昨日や記憶力の低下なども防ぐと言われています。

普段の生活に取り入れやすいウォーキングで前頭葉を活性化させましょう。

声を出して本を読む!音読は前頭葉を刺激する。

普段本を読んでいると言う人も多いと思いますが、実は声を出して読む事はより前頭葉を刺激し活性化させてくれる働きがあるのです。

音読するとセロトニンが多く分泌されるので精神が安定するとされています。精神が安定すれば感情をコントロールする力が高まるでしょう。

そもそも読書は頭の回転をよくさせる効果がありますし、脳を活性化させるためには有効な方法。

ただ黙読するのではなく声に出して音読することで、前頭葉が刺激され脳への血流も増加するのでとても効果的です。

流石に外出時に音読することは勇気が入りますが、自宅などで本・新聞・雑誌を読む機会の多い人は声を出してみましょう。

掃除はストレス解消になる!前頭葉の働きも高めることが可能。

1日の仕事をスタートする前に掃除をする習慣のある会社は少なくありません。もしかしたらあなたの会社も同じようなことをしているかもしれません。

面倒くさいな…といやいやながら行っている人も多いでしょう。会社の方針だからと深く考えずに行っている人が大半だとは思いますが、実はこの掃除にも意味があるのです。

掃除は「順番を考え」「体を動かす」「作業に没頭し」「整理整頓時に頭を使う」という4つの行動を行っています。

そうです。掃除をするだけで脳をフル活用しているんです。前頭葉が活性化するだけでなくやる気も高まるとされているのですね。

掃除を行い前頭葉の働きを高めることで、ストレスやイライラも減少し仕事の効率も高まります。だからこそ仕事のスタート時に掃除を取り入れる会社が多いのです。

前頭葉を発達させ鍛えるには青魚を食べよう!

日々の行動だけでなく、日々の食生活にも工夫を加える事で前頭葉を活性化させることは可能です。

脳の活性化や発達に必須の栄養素は「DHA」「EPA」「アラキドン酸」などの必須脂肪酸。健康ブームの影響もありよく耳にする文字ではないでしょうか。

栄養素 役割
DHA 脂肪酸の一種。血液をサラサラにする役割。加齢に伴い1日10万個死滅するとされる脳細胞を回復させる効果がある。
EPA 脂肪酸の一種。血栓を防ぐ役割。DHAとの相乗効果で脳内の血管を健康に保つ働きを持っている。
アラキドン酸 脂肪酸の一種。脳や体の発達には必要不可欠な成分で学習力や記憶力を向上させてくれる。

これらの栄養素は体内で生み出すことのできない栄養素ばかり。だからこそ食事で上手く摂取する必要があるのです。

DHAやEPAは青魚(イワシ・カツオ・マグロ)などに多く含まれていて、アラキドン酸はレバーや卵の黄身に多く含まれている成分。

最近ではサプリメントなども多く発売されているので有効かもしれませんね。運動や行動だけでなくこれらの栄養素を効率よく摂取することは脳の活性化に重要なことなんです。

「慣れないこと」を生活に取り入れる。脳に刺激を与えよう。

ある程度高齢になってくると、日々の生活はマンネリ化し刺激の少ない生活になってくると思います。

脳(前頭葉)を鍛えるためには「慣れないこと」を多く行うこと事が需要。同じような生活を行なっていては脳は考えることをやめ劣化するばかり。

しかしいきなり「慣れないこと」をしろ!と言われてもどうして良いのかわからなくなるでしょう。

そんな時は「会社への通勤路を変えてみる」とか些細な事でもいいので、日々の生活に変化を加えてみましょう。

もちろん「新しい趣味を初める」「習い事を習う」「料理をしてみる」など積極的に不慣れなことに挑戦することは脳の活性化には最適なことです。

「怒りっぽくなったな」と感じた人は今日から脳を活性化させましょう

会社で部下に対して・子供に対して・些細なことに苛立ちを覚えたり怒鳴ってしまうようになったと感じる人は、何らかの変化を脳が感じています。

特にこのような症状がある人は「前頭葉」の働きが弱まり、感情をコントロールできなくなっている事が原因かもしれません。

これは脳の老化(感情の老化)であり、早めの対策を行わなければいけません。さらに年齢を重ねると記憶障害や症状がひどくなる可能性も考えられるでしょう。

  • 有酸素運動を取り入れる
  • 本や新聞を音読する
  • 掃除を習慣として取り入れる
  • DHA・EPA・アラキドン酸を意識した食事
  • 新しいことを始める

もし「怒りっぽくなった」と感じる人がいれば、これらの脳の老化(感情の老化)を抑えるために必要な5つの行動を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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